商品に精確なトラフィックをもたらすキーワードを否定すると、商品の転換率や露出に悪影響を与えます。Amazon運営の日常に、負キーワードの選定における考えを重ねる必要があります。
負キーワードとは、英語でnegative keywordsであり、簡単に言えば商品に露出や転換効果がないワードです。アマゾンアルゴリズムに則って負キーワードを使用すると、該当キーワードの検索結果には自社商品を表示させないという効果を発揮できます。
そうすれば、アマゾンスポンサー広告の効果を最適化したり、無効の露出を排除したり、広告を通じてターゲット層をよりよく狙うことができます。
どのように負キーワードを選択すればよいのか?
1. 商品の露出が高くてもクリック数が低いワード
2. 商品の露出とクリック数がともに低いワード
3. 商品の露出とクリック数が高くても、転化率が低いワード
4. 商品との相関性が弱いワード
5. 新商品におけるACOSが高いワード
(Advertising Cost of Sales:広告にかかる費用を商品販売額で割った比率です。広告費売上高比率とよばれる)
6. 自動広告で効果が良くないワード
一言で言えば、否定的なキーワードとは広告にかかる費用が多いが、広告の効果が比較的低いワードです。それをすぐに否定する必要があります。長い時間でこのキーワードを配信すれば、広告の質がプルダウンされたリスクが非常に高いです。
負キーワードを設定するタイプは、フレーズ一致と完全一致に大別されます。
フレーズ一致否定:
もしABCというフレーズキーワードを否定する場合、アマゾン検索エンジンはABCだけではなく、DABC、ABCDなどのワードも排除します。
完全一致否定:
もしABCというフレーズキーワードを否定する場合、検索エンジンはABCしか排除しません。
上記ご了承の上で、負キーワードも商品最適化の重要な一環であります。転換率があるキーワードにかかわらず、商品と相関しているかと検討する必要があります。自社商品はキーワードと無関係の場合、100%転換率のキーワードも自社にとって無駄になります。
例えば、A商品を販売している会社にとっては、商品Bの注文を獲得するキーワードは商品Aに適していません。
フレーズ一致否定/完全一致否定の正確な使い方
①自動広告でフレーズ一致否定
自動広告は手動でキーワードを設定する必要がないから、キーワードを精確的にコントロールする難易度が高いと思われます。もし完全一致否定で負キーワードを設定すると、負キーワードと関連するワードが配信されたことがよく発生するようになります。だから、自動広告に対して、無関係のキーワードをフレーズ一致否定にするのは最善の策です。
②手動広告で完全一致否定
自動広告と反対にして、トラフィックを逃さないように、手動広告には完全一致否定という手法をしたほうがいいです。
テクニック:
1、転化していなくて、商品と相関度が高いキーワードに対して、オンシーズンの直前又はリスティングの上昇期間、以前除外した負キーワードを再度活用することを検討し、商品の露出と注文を増加させることが可能です。
2.合理的な負キーワードの配置は、広告のクリック率を向上させることができますが、無闇に作業を行うと商品の露出に悪影響を及ぼす可能性があります。したがって、新商品のプロモーション時には、安定した注文がまだ得られないため、商品と高い関連性を持つキーワードに対しては、否定ワードの出稿を慎重に行うべきです。
負キーワードの配置戦略
商品によって負キーワードの配置戦略が異なるので、以下のステップに従って独自の負キーワード・ルールを確立しましょう。
1、広告目標
まず、広告の目標を決める必要があります。
例えば、商品に露出をもたらしたい場合、関連性の低いキーワードを負キーワーの対象とします;
もしコンバージョンを向上させる場合は、関連性が高くて、キーワード転化率が低いワードを負キーワードにしていいです。その時はどのようにコストを削減するか、クリック率を最低限に抑えるかは我々が考えなければならない第一の課題です。
2、キーワードの分類
目的を明確にした上で、広告を設定する前に、キーワードリサーチと競合分析で洗い出したキーワードを整理・分類する必要があります。
2.1、キーワードの競合性で分類すると、人気キーワード、ロングテールキーワードなどに分けられます。
2.2、製品の関連性によって分類すると、関連性の高い単語、中程度の関連性の単語、弱い関連性の単語、関連性のない単語などに分けられます。
広告の一定期間後、パフォーマンスが悪い、コストが高いキーワードを選別する必要もあり、その後、キーワードの特性を分析し、なぜそのキーワードが高コストで注文がないかをさらに詳細に分析しましょう。そして、広告戦略と運営目標に合わせて、そのキーワードを否定する必要があるかどうかを再三判断します。
3、負キーワードの使用シーンを考慮に入れる
3.1、弱い関連性または関連性のないキーワードを排除したい場合ーー完全一致否定
例えば、「カップ」というキーワードを自動広告に配信することで、自社商品をカップ及び関連するワードの検索結果ページに表示させたはずなのに、Amazonアルゴリズムは自社商品を「カップウォーマー」というキーワードの検索結果ページによく展示させました。この場合、「カップウォーマー」を負キーワードとして完全一致否定の手法を検討してみてください!
3.2、広告のパフォーマンスが悪い検索キーワードを排除したい場合——完全一致否定
特定の検索キーワードのパフォーマンスが非常に悪い場合、低いクリック率と高いACOSが発生しました。このような場合、該当キーワードを負キーワードとして完全一致否定の手法を検討してみてください!
3.3、自分の商品が持っていない特性と関連するワードを排除したい場合——フレーズ一致否定
例えば、あなたが販売しているのは赤いマグカップでありますが、システムが常に青いマグカップの検索結果ページに貴社商品の広告を表示する場合、「青い」を負キーワードとしてフレーズ一致否定の手法を考えることができます。
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