最近、一部のユーザーから「キーワード逆引きリサーチ機能で見つけたキーワードが、なぜか商品と関係ない」というご意見をいただくことがあります。
まず、結論から:
セラースプライトのキーワード逆引きリサーチは、Amazonの購入者の検索行動に基づいたクローラーなので、データの取りこぼしはあっても、データの過取得や誤取得は絶対にありません。キーワード逆引きリサーチで出てきたワードであれば、購入者がAmazonでその商品を検索したキーワードであることは間違いありませんが、ただその相関関係に気づいていないだけです。
例えば、ASIN B0BN3Y68FQ、キャンプ用の扇風機を例にすると:
(画像:キーワード逆引きリサーチ)
リサーチできたワードのうち、トラフィック比率が多かったのは、outdoor furniture(アウトドア家具)、lantern(ランタン)、camping lights(キャンプ用ライト)、car camping accessories(カーキャンプ用品)という4キーワードでした:
(画像:キーワード逆引きリサーチ)
商品そのものと強く関連するキーワードになるのは、5番目のcamping fan(キャンプファン)です:
(画像:キーワード逆引きリサーチ)
では、最初の4つのキーワードは、具体的にどのように商品と関連付けられているのでしょうか。
ASINの関連トラフィックを確認したところ、有料関連のトラフィック源の中にcamping lightsが多数含まれていたため、ASINがキャンプライトに関連するプロダクトターゲット広告を出稿していた可能性が高いと考えられます。
(画像:関連トラフィック)
また、Amazonでキーワード outdoor furniture で検索すると、本ASINの動画広告が表示されます:
(画像: Amazon)
そして、このBluetooth再生機能付き携帯電話ホルダーをみて、使用者と購入者が同一人物であれば、コアキーワードはphone stand(スマホスタンド)やphone stand with bluetooth speaker(ブルートゥーススピーカー付きスマホスタンド)ということになります:
(画像: Amazon)
しかし、その購入動機がお父さん/男性へのプレゼントというケースの場合、使用者と購入者が同一人物ではなくなり、購入者が男性へのプレゼントというワードを用いて検索・購入したため、キーワードが収録されたということです。
(画像:キーワード逆引きリサーチ)
つまり、そのキーワードと商品は、表面的には関係がないように見えても、何かしらの繋がりがあるはずです。同じ利用シーンかもしれないし、購入者自身が使用するものではないかもしれませんが、どちらにしても、実際に商品にリアルな露出をもたらしたキーワードであることも確かなことです。
もし、逆引きリサーチしたキーワードが商品にまったく関連性がないことが確認できたなら、リスティング広告の書き方に問題があって、Amazonが商品を誤判定しているために関連性のないキーワードをマッチングさせていないか、もう一度見直してみるのもよいでしょう。
または、自動広告があまりにも無関係なキーワードを使用しているため、リスティング広告が無関係なトラフィックを引き寄せている可能性があります。
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