Amazonが子ASINの販売数表示を開始してから1年が経ちました。
セラースプライトは、アマゾンが子ASINの販売数表示を開始した2023年3月から、データ収集し続け、バージョンv4.4.0で子ASINの販売数トレンドを正式にオンラインにしました。
現在、いくつかのカテゴリーについて、子ASINの過去1年間分の販売データの提供することが可能です。
Amazon子ASINの販売数を表示する方法
1、セラースプライト拡張機能(v4.4.0以上)をインストール後、商品の詳細ページに入ります。
2、「バリエーション比較」で各バリエーションの販売傾向を見ることができます。
3、折れ線グラフの該当月にマウスカーソルを合わせると、その月の詳細データを見ることもできます。
4、右上の「リスト/図形」をクリックすると、自由に別のデータの表示方法を切り替えることができます。
売上動向に関するよくある質問 トップ5
「売上動向に関するよくある質問」をご紹介します。
お気づきかもしれませんが、ここでは「販売数」のトレンドではなく、「販売」のトレンドについてお話しています。
(以下の引用部分は、Amazon公式が出品者のセラーセントラに説明しているものです)
※普段私たちが使用している「販売数」という言葉はAmazon公式では「売上動向」という名称となります
Q1. 売上動向とは?この指標はどのように計算されるのか?
A1.
「売上動向は、最近その商品を購入した購入者の数を大まかに推定することで、Amazonの膨大なカタログにある商品を区別するのに役立ちます。売上動向データは、返品やキャンセルされた注文を無視して、少なくとも1日に1回更新されます。」
-解説-
ここに注意してほしいのは、この『売上動向』とは「販売数」や「注文数」のことではなく、『ある商品を最近購入した購入者の数』だということです。
つまり、アマゾン検索ページに表示している「1K+ bought in past month」は、実際には過去1ヶ月に1,000人以上が購入したことを指しています。
セラースプライト内部のAmazonセラーチームが調査し、無造作に選んだ数人のセラーにヒアリングを検証した結果、売上動向は注文数に近いと考えられます。
しかし、条件によって『売上動向は注文数に近い』という結論が覆る場合があります。
例1.
・商品の再購入率が低い
・基本的に再購入がない
・1回の注文につき1つの商品しか買わない 等の場合
購入者数・注文数・販売数とほぼ等しいという結果になりますので注意が必要です。
-関係値-
購入者数≒注文数≒販売数
例2
・再購入率が高い商品。
・大体の購入者はリピート購入。
・一度に複数の商品を購入している 等の場合
再購入率が高い商品の場合、注文数と購入者数の差は大きくなります。
例えば、下記の商品の場合、アマゾンの検索ページでは直近1ヶ月の購入者数が400人以上と表示されていますが、実際のアマゾンのセラーセントラルでは直近1ヶ月の注文数が544件、直近1ヶ月の販売数が597件となっています。
このような関係の場合は以下の関係値になります。
-関係値-
購入者数<注文数<販売数
例3
・再購入率が高いだけで、1つの注文につき1つの商品しか買わない場合
-関係値-
購入者数<注文数≒販売数
Q2.なぜ私のASINの売上動向はセラーセントラルで見るものと一致しないのか?
A2.
「売上動向は、特定のASINを購入した購入者の数を、そのASINを販売しているすべてのセラーのデータから概算したものです。販売トレンドは販売アイテム数や注文数ではないため、セラーセントラルで表示されるものと正確に一致しない場合があります。」
-解説-
この説明からでも、販売動向は販売店数や注文数ではないことが確認されました。
しかし、購入者数の統計は、そのASINを販売しているすべてのセラーから得られるものです。
つまり、相乗り販売も含まれるため、相乗り販売が多い商品であれば、アマゾン検索ページに表示される販売動向と、セラーセントラルのデータとはより異なる可能性があります。
前に述べた内容と合わせると、販売動向と注文数の誤差に影響を与える要因としては、再購入率、一度に複数の商品をまとめて買うかどうかに加えて、相乗り販売の状況も考慮する必要があります。
Q3.売上トレンドに表示されるデータは親ASINなのか、子ASINデータなのか?
A3.
「商品が単一の価格を持つ子ASINとして表示されている場合、販売傾向はその子ASINを購入した購入者の数を表します。商品がある価格帯の親ASINとして表示されている場合、販売動向はバリエーションのすべての子ASINの購入者合計を表します。」
-解説-
文字通りに解釈すると、
●『親ASIN』の商品を画面上に表示している場合
販売動向は『全ての子ASINを購入した購入者数の合計』を出す
●『子ASIN』の商品を画面上に表示している場合
販売動向は『その子ASINを購入した購入者数』を出す。 ということになります。
ではそうなるのか実際に商品で検証しましょう。
クリックしてリスティングの詳細ページに進みます。
『親ASIN』で表示すると、残念ながら、星評価の下に販売データが表示されていません。
特定の色とサイズ、つまり『子ASIN』を選択すると、星評価の下に「400+ bought in past month(過去1ヶ月に400以上が購入)」と表示されます。
アマゾンがまだ親ASINの販売数データの表示を開始していないからかどうかはわかりませんが、公式の説明から見ると、まだ親ASINの販売数データが表示されるカテゴリーはごく一部でしかない可能性が高いです。
Q4.「in past month(過去1ヶ月)」というのは、直近1ヶ月のローリング販売数なのか、それとも先月の固定販売数なのか?
-解説-
結論から言うと「販売動向データは、少なくとも1日に1回リフレッシュされる」というAmazonからの公式声明でもあるように、「in past month(過去1ヶ月)」は直近1ヶ月/30日間のローリング販売数を指すという認識で間違いないでしょう。
ではこの結論を実際に検証してみます。
参考までに2024年からのデータを見てみましょう。
販売データが「先月の固定販売数」であれば、毎日数字が変化することはないはずです。
しかし下記の画像によると販売データの数字が毎日変化していることがわかります。
コレは「in past month(過去1ヶ月)」は「直近1ヶ月/30日間」のローリング販売数であるということを示しています。
Q5.なぜ私のASINには売上トレンドがないのですか?
A5.
「特定のASINを購入する購入者の数が最小数量値に達すると、システムは対応する販売トレンドを表示します。すべてのカテゴリーに販売トレンドが表示されるわけではありません。後日、この機能を拡張し、新しいカテゴリーを追加する可能性があります。」
-解説-
販売トレンドが表示されない理由の一つは、ASINを購入した購入者の数が少なすぎるからです。
Amazon公式の回答によると、購入数が50未満であれば表示されないようです。
もう一つの理由は、アマゾンがまだ全カテゴリーの販売動向を開始していないため、売上トレンドを見ることができないカテゴリーがまだあるということです。
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